Erlangはプログラミング言語の一つです。
主な特徴は
などが上げられます。
もともとErlangはEricsson社により開発されEricsson社内部で使われていたのですが、
1998年にオープンソースとして公開されたことを機会に認知され始めました。
ただ、C言語を主流とした手続き型言語と大きく違うためか、最近まであまり注目されることはなかったようです。
しかし、近年のCPUのコア数の増加に伴い、徐々にErlangの「並列処理指向性」に注目が集まり始めています。
Erlangは電話会社であるEricssonで作られたというその背景上、他の言語とは異なる大きな強みを持っています。
それは、
といったことです。
また、標準ライブラリ(BIF)も充実しているので 言語に精通した人にとっては非常にプログラミングのしやすい言語だと言えるでしょう。
Erlangは手続き型言語とは大きくことなります。
このことはデメリット(学習のコストを高めるため)と思われがちですが、
実はメリットだと言えます
なぜなら、他の言語と大きく違うということは言語としての住み分けが出来ているからです。
手続き型言語に固執して、手続き型言語が苦手とする処理を苦労をして作成するよりも、
作りたい目的にあった言語を使用することのほうが手間がかかりません。
その意味でErlangはプログラミングの幅を広げることを可能にしてくれる言語だと言えるでしょう。
また、Erlangは関数型言語の中で比較的難易度の低い言語です。 そのためLispなどの他の関数型言語への足がかりとすることもできます。