MacOSXへのErlangのインストール方法を記します。
他のUnix系のOSでもほとんど一緒だと思われますので、参考にして下さい。
環境
マシン: iMac Intel
OS: MacOSX 10.4 Tiger
シェル: bash
まず始めに"/usr/local"が存在するか確認して下さい。ないのであれば作成お願いします。
また、ソースコードからのコンパイルを必要とするため、cコンパイラが必要となります。
MacOSXの場合であればXcodeがインストールしてある必要があります。
- Downloadサイトより最新版のソースファイルをデスクトップに落としてきて、解凍します。
- ファイル名をerlangに変更します(任意)
- それを"/usr/local"に移します。
ada:~ yuichi$ sudo mv Desktop/erlang /usr/local
- /usr/local/erlangに移動
ada:~ yuichi$ cd /usr/local/erlang
- 自分の環境に適した状態へ調整する。(任意)
ada:/usr/local/erlang yuichi$ ./configure
ada:/usr/local/erlang yuichi$ make
ada:/usr/local/erlang yuichi$ make install
- インストールが完了したので、「erl」とやってみて起動するか確認して下さい。
実行ファイルは、「erlang/bin」の中に入ってます。
動かない時はパスを通してみて下さい。
まず、Erlangがきちんとインストールされているか確認してみて下さい。
$ /usr/local/erlang/bin/erl
$はプロンプトですので記入しなくて結構です。
上の表記を実行してもErlangが起動できないようであれば、インストールが出来ていません。
Erlangが起動できるようであれば、インストールは出来ていますので、後はパスを通すだけです。
以下ではパスを通し方を扱います。
シェルがbashの場合はホームディレクトリに存在する .bash_profile に以下を追加する必要があります。 .bash_profile は シェルの起動時に指定されたパスにある実行ファイルを読み込む働きを持ちます。 .bash_profile に Erlangの実行パスの所在地を登録することにより、コマンド名より起動することが可能となります。
.bash_profileは隠しファイルですので通常のエディタではなく、ターミナル(コンソール)より vi や emacs などを使って作成及び開いて下さい。
.bash_profile に以下の表現を付け加えて下さい。(パスは自分の環境のものに合わせて下さい)
export PATH=$PATH:/usr/local/erlang/bin
export Erlang_HOME=/usr/local/erlang
登録できたら、一回ターミナルを終了してターミナルを再度起動して下さい。コマンド erl でErlangが起動できたら、 登録成功です。
インストールにエラーはつきものなので、報告された解決法を載せておきます。
基本的にmakeファイルを読めば分かることが多いです
早速こけたので報告。 Mac OS X 10.5.2 Intel MacBookPro .configureでエラー Odbc : ODBC library - link check failed ./configure --enable-darwin-64bit --with-gd=/usr/local でOK。そういや64bitでした。